解決したい問題
生きづらさ
産み落とされた環境や生まれ持った気質などの、何かしら本人の選択権のない物事が原因で、無自覚のうちに痛みを避けるために生きざるを得ず、結果として本人ではどうすることもできない生きづらさに関連する問題
人生初期の不適切な子育てによる自己肯定感の低さなど心理的要因や、社会変化への適応が遅い教育や貧困などの個人に帰属しない環境要因、脳神経系の発達が定形とは異なる生物学的な要因など、さまざまな背景から起こる生きづらさ(肉体的・精神的な苦しみ)、またそれによる授かった命の残り時間のロス。
生きがい
変化し続ける社会の中で、個人が内発的な願いに向きあい、思う存分自分らしく世界を探索し、体験豊かな味わい深い後悔のない人生を送るために本来提供されるべきだが、さまざまな要因で不足し、生きがいを阻害する社会問題。
授かった命を自分の思い通りに生きられる心の土台が整ったのちに、後悔のないように自分という媒体を通じて、願いに向けて思い通り世の中を探索し、「この世に生まれて来れてよかった!」「また生まれ変わっても自分になりたい!」と思えるような体験豊かな人生の生き方を選択していくために必要となるが、現状提供されていないもの。
工業時代に最適化され、現代及び未来社会には不適切な教育システムにより、やりたいことがわからない、または答えのない環境において失敗が怖くてなかなか挑戦する力がない等。
どうやってアプローチするのか
社会変化を見定めながら、生きづらさと生きがいの社会問題を、統合的な実践と研究を通じて、無条件の受容を通じ、自分らしくあり続けられる安心と癒しの輪を広げるシステムを共創・運営し続けることを通じて、解消する。
- ⓪FillGap社内の構成員が安心と癒しの輪に包まれており、構成員がありのままで安心できており、願いも明確な状態であり続ける。
- 願いに向けて落ち着いて意思決定を行える状態が整っている。
- ①何かしらの理由から生きづらさを抱えて、苦しみを味わいながら生きざるを得ない人に対し、実践。
- a)生きづらさを抱えている人を発見・特定し、アセスメント・介入。
- ②事業という実践と研究の場を通じて、それらの人々の生きづらさが生まれる構造を理解し、解決策を確立して、安心と癒しを提供する。
- b)生きづらさがなぜ起こるのか、統合的な実践を通じた研究により、因果関係・構造を解明・理解する。
c)生きづらさを根本的に解決するための真理・概念・叡智・解を統合的な実践を通じた/実践に関連する研究をもとに確立し、提供する。
- ③その確立された概念を使って、現代及び未来において、最大限多くの人が持続的にそのメリットを享受できるような、「ありのままで恐れなく安心して在れ、自らの授かった命を痛みを避けるためにではなく、願いを叶えるために生きたいように生きれるような安心と癒しの輪」を広げるエコシステムを共創する。
- d)自社が安心と癒し輪を最大限広め、持続的なエコシステムの運営を行う。
e)共感を生み出し、その叡智を多様な機関との協働によって、最大限多くの人たちが恩恵を享受できるようなエコシステムを構築し、持続的な運営を行う。個人・民間機関・政府機関等。
f)その結果、いずれ当たり前の文化となり、社会のシステム自体が新しく構築され、アップデートされ続ける。
- ④社会変化に合わせながら、一人でも多くの人が生きづらさから解放され、生きたいように生きれるよう、安心と癒しの輪を広げる研究と実践の先駆者的な機関として、あり続ける。
- g)①〜③を社会変化に合わせて持続的に行い続けるシステムとしてFillGapが機能し続けること。生きづらさを生み出す社会問題についての解像度が高く、常に未来に対してもアンテナをはれている状態を保ち続けて、社会の動きに合わせて、適切なソリューションを最大限提供でき続けている状態を維持する。
インパクト指標
保ち続けたい態度
- 安心波及モデル:トラウマインフォームドケアを自社から始めて、「どんな感情もあって良いし、それを表出させても大丈夫である」と社員がありのままの自分であることに安心している状態で、外部のステークホルダーへ安心を波及させていく。
- 科学者実践者モデル:変化し続ける社会においても、ずっと再現性高く課題解決を行うために。なぜうまくいったのか、なぜうまくいかなかったのか、何が因子としてあるのかを、科学者的な態度で探究し続ける。
- エビデンスベースドアプローチ:個人のバイアスに沿ったものではなく、データによるものを作り上げる。
- コラボレーション:異質とのコラボレーションを行うこと。発達段階や特性の違いを認識して、お互いを認め合った上で、願いに向けてのコラボレーションを行う。
- エンパワメント:個人の人生をその人のものとして、その人の意思によって自己決定をして、選択的に生きられるようにすることを手伝う。
- マインドフルネス:起こっていることをジャッジすることなく、バイアスなく、中立的な視点で「ただただありのまま」捉え続ける。どのような感情もその人の過去の環境から与えられた神経系と認知構造によって反応して起こっていることを理解し、どのような感情もあって良いと心から思えている状態。
- システムアウェアネス:複雑なシステムがどのように相互作用しているのかを捉え続ける。点を線に、線を面に、面を立体に。
- 生物心理社会モデル:現状を静的に複合的な要因の視点から捉え続ける。
- ナラティブアプローチ:現状を動的に広い視野で因果関係を捉える。